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さきほどテレビのニュース番組で取り上げられていた新種発見の映像。
茶色の変哲もないツチガエルのようだが、腹が黄色い個体は佐渡島にしか生息しない固有種なんだそうな。
二年前の夏、佐渡Z坂あたりの道端でヘルメットの先端から汗を滴らせながらうつむいていたとき、草むらからヒョコリと出てきたカエルが今回日本アカデミーで新種認定騒ぎとなっている 「サドガエル」 だったようで驚いている。
あの島は大昔にあった地殻変動の時代に現在の日本列島から切り離れて孤島化したと皆さん考えておいでだが、実はそうではない。
大陸側つまりロシア側から流れて来て東に移動中のひょっこりひょうたん島だから、いずれ新潟の笹川流れあたりに衝突して山形の鬼面川を遡り、やがては田沢湖にたどり着く手はずになっている。
まあ、その頃にはわが国の消費税は50%になっているので島は帰化を拒んで太平洋側へ抜けて行くのでしょうがね。
それはともかく、新種発見とは素敵なニュースである。
そこで、拙著「Z坂」にて既に紹介している佐渡固有種の巨大カタツムリ 「トビシマ マイマイ」 のことだ。
この舗装路を歩く巨大カタツムリは紫陽花の日陰など要らない矢鱈と活動的なヤツで、閉鎖中の佐渡空港の芝生を占拠して増殖中である。
天敵であるはずのカラスは、トライアスロンや自転車レースの時期になると飛んでくる航空機とのバードストライクで痛い目にあった学習から空港周辺には近付かないので 「トビシマ マイマイ」 の天敵はカエルだけ。
ところが、サドガエルの大きさとトビシマ マイマイの大きさは拮抗していてしかもカタツムリは甲羅を持っている。
自転車のタイヤ程度なら撥ね返す強度を誇るトビシマ マイマイの甲羅とあえて闘ってまで餌を獲る必要のない大自然を背景とした佐渡のサドガエルは、豊富に獲れる小虫を食べてカタツムリには手を出さない。
カエルとマイマイは共存の方向性を確認してこの島に定着したのだ。
これは、タニシとヤマカガシの関係に似ている。
毒蛇の派手な衣装を着ているくせに矢鱈と小心者のヤマカガシはタニシに出会うと逃げる。
タニシのヘタの締め付け力は強靭で、へたにチョッカイを出すと窒息させられることを知っているからだ。
剛腕営業マンの山加賀さんが田西工業の谷氏から電話が入ると青くなるのは前世の記憶がよみがえるからだ。
それはともかく、 「トビシマ マイマイ」 をペットとして売って商売にならないか?
山師の団塊屋商店に提案するものであります。
「飛島 舞舞」はキャベツを与えておけば5年は生きる。
コンビニに売っている「じゃこ」を与えれば寄ってくる「めんこいカエル」とセットで5千円ならクリスマスプレゼント用に大ヒットするよね。
ぼくはすでに捕獲網と、一方にしか開かない入り口のついた木箱に肩掛けストラップを取り付けて準備万端であります。
念のため蛇よけタニシをくくり付ける紐も標準装備であります。
問題があるとすれば、今が真冬だという一点だけなのよね。
探検家のsyn
土曜日、
喧噪の市街地クリテリウムの様子を伝える無線機の音量を最大にしてぼくらが追い払った二頭の月の輪熊が、山続きの日光戦場ヶ原でウップン晴らしの大暴れをしてハイカーが怪我をしたというニュースは月曜になって聞いた。
少し気の毒に思うが古賀志林道の治安を預かるぼくらだって必死だったのだ、怪我の早い治癒を願うばかり。
日曜日、
熱狂 ほかに言いようがない。
静寂の戻った夜は僅かに残っていた酒を持ち寄って暖をとり死んだように眠った。
月曜日、
キャンプをたたんで引き上げるぼくらの頭上で、古賀志峠ヒルトップに掲げられた king of mountain の横断幕が朝日を浴びてキラキラと輝き、北風にハタハタとたなびいていた。
2012Japancupは終わった、輝かしき戦士たちは街のホテルでまだ眠っているだろう。ぼくらズタボロの勝手連は職場へ向かう者、立ち寄り湯に寄ってから家に帰る者、拾ったボトルの数を数える者、自転車を組み立てて坂を下る者、みんな来年も来るつもりだ。
みんな確信している、本当の KOM は おらだぢだっぺや。
日本中のみなさま ジャパンカップサイクルロードレース への熱き応援、ありがとうございました。
report by こり坂のsyn