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前期高齢者(この用語 ワシ好かん)のぼくら(らは余計か?)は気温の上がっていない早朝から外に出て過激な運動をすると、筋の故障や心臓の急停止などリセットに手間も時間も費用もかかるアクシデント リスクが高い。
リセット出来れば幸いで、大抵の場合は「不可 放棄 忌避」の何れかのボタンか「埋葬」のボタンの選択を迫られる。
だから午前10時までは家にいて、炬燵でテレビの政見放送を見よう。
じつはコレ言い訳で、ウォームアップと気合の不足がアクシデントの主原因となるのは若年層でも後期高齢者でも同じ。
寒いときのほうが空気密度は高いから一呼吸で取り込む酸素量は早朝が一番多くて、有酸素系アスリートにはよいのだ。
さらに、低い外気は体表面の温度を奪うからこれに対抗して生命維持のため筋は発熱量を増やす。
発熱量とはカロリーの別称、結果少ない時間で高カロリーを消費燃焼させることが出来る。
いくら運動しても痩せないとボヤくひとの多くはこの10時まで炬燵型。
長距離体形のおじさんランナーは冬でも暗いうちから走っている、しかも薄着で額にはうっすらと汗!
この時期にコレをやっているひとは少ないもののどこの公園を覗いても必ずひとりはいる。
聞いても多くは語らない、黙って走っている。
聞いてきたひとが翌朝このコースを同じように走っていたためしはない、だから多くを語らなくなった。
長距離ランナー体形を手に入れたおじさんとは、家を出るとき体内に留めてスタートしたエネルギー総量を只前進のみに効率よく使用したいと、そればかりを念じて走っているひとだ。
痩せたい 老人クラブでバアさんにモテたい など邪念で走っているあなたとはコンポンが違うのですぞ。
効率、それがため一番の走行抵抗である空気抵抗を減らさんとカラダの前面から贅肉をそぎ落とすことに成功したおじさんなのだ。
それは脳がつかさどっている。
体表面からの放熱などに無駄なエネルギーを使いたくない脳の必然があのカラダをつくっている。
ボヤきランナーは一刻も早くこの事実に気付くべきで、脳を改善するまでは永遠にボヤき続けることになる。
脳改の方法については… んなことタダで教えて貰おうなんて、ソレがあなたのメタボなところなのよ。
早朝からウォームアップして自転車を漕ぎだすと、昼前には距離数(km)と心拍数×時間(breath hour)の上限設定を軽く超えてしまって、あとは何もすることがなくなる。
風呂して自転車のメンテを済ませたら本日の最終工程、カラダ メンテの時間、すなわちお食事である。
ぼくの場合このカラダ メンテ時間が矢鱈と長い。
自転車のスタートを遅くして終了時間を夕方近くにしないと、午後はずーっとカラダ メンテということになってしまう。
心拍数を下げて自転車の速度を落とせば、ゴールが遠くなるからタップリ時間を使って夕方までトレーニングできるのだが、
「こちとら 江戸っ子でーぃ そんな まどろっこしいこと していられっかーっ
自転車ってーもんはょー がががーっ と走って びびびっ と曲がるもんでぇー
なにおーぅ けつなんぞサドルに乗っけててみろ おいらが承知しねーぜぃー」
下野(しもつけのくに)産まれの江戸っ子はペダル目一杯の速い回転数で がががーっ と走るから目が回るのも早い。
前行く自転車を見つけたら必ず抜かさないと気が済まないタチだから、前が速い奴だと大変だ。
最期は罵声を浴びせて敵の気を削がせ、その隙に抜き去る。
勝手に仮想敵にされてしまう前走者さま、陳謝でございます。高齢者に花をもたせてくんなましー。
こんなことを繰り返すうち、あっというまにドクターストップの日当たり累計心拍上限に達してしまう。
心拍計のメーカーはこんな使い方のユーザーを想定していないと思います。
アスリートに多いという隠れ貧血予防に レバにら、これがすぐ近所のコンビニから届く。
チンしてすぐに自転車で届けてくれる。
頼まなくても二日に一本、そば焼酎も持ってきてくれる。
アスリートには隠れ酒飲みが多いというから、ぼくもレッキとしたアスリートに間違いない。
前期高齢アスリートには他にすることがないのだからカラダ メンテは大事な仕事である。
届けに来たコンビニのお姉さんの自転車からキーキー異音などしていたら、たちどころにルブしてあげて喜ばれている。
カッタンかったん音立てて来たのがお姐さんの場合は、知らんぷりして憎まれている。
さらにビタミンB群はアスリートには絶対必須、これもコンビニの豚のホルモン炒めに100円のカット済み冷凍野菜セットと豆腐半丁を鍋で合体加熱したぼくのオリジナル料理 豚ホル野菜炒め。
これらをテーブルに並べてひとり宴会で盛り上がり、テレビの政見放送を見ながら延々と飲む。
余談だが、豚ホル野菜炒めは出来合いの食品に多い塩分過多を素の野菜と豆腐と水を加えることで薄味に仕立て直ししているのだが、鍋の底に残った汁を全部飲んでしまうと摂取ナトリウムの総量は変わらないので注意。
でもこれが美味いのだ。
各党党首の政見はみな覚えてしまった。
卒 減 反 ゼロ アドバンスかリタードか これを繰り返せば政見になる。
今回の総選挙は多党乱立とかで放送時間、回数がことのほか多い。
朝の5時にはやっている、毎正時のニュース以外はほとんどの時間を総選挙関連の番組で費やすNHKにぼくは驚いている。
これまでの選挙でもそうだったのかどうか、サラリーマンを引退してアスリート三昧の生活を始めたばかりのぼくは知らない。
それにしても、収録された政見放送ばかりなら経費がかからなくてNHKは予算が余剰するだろうに…
一般視聴者はどうしているのだろう? テレビはNHKしか知らない後期のお年寄りにストレス症候が出始まっている?!
今秋10月に受信料を値下げしたのにはこんな裏があったのか!
あの解散劇も終日政見放送も受信料値下げも、誰か一番得をする奴が仕組んだのか?!
うわー 一番思い出したくないヤツの顔が浮かんでしまった。もう一杯 飲まねばならぬ。
公示から二日後に期日前投票を済ませているぼくは、一票を投じてきた候補本人の政見主張を今頃になってテレビで見て、
「こいつ 走ってねーなぁ なんだこの顎のタルミは」
と思うのであった。
本日は休みのアスリート 終日政見放送を見るの巻 syn
さきほどテレビのニュース番組で取り上げられていた新種発見の映像。
茶色の変哲もないツチガエルのようだが、腹が黄色い個体は佐渡島にしか生息しない固有種なんだそうな。
二年前の夏、佐渡Z坂あたりの道端でヘルメットの先端から汗を滴らせながらうつむいていたとき、草むらからヒョコリと出てきたカエルが今回日本アカデミーで新種認定騒ぎとなっている 「サドガエル」 だったようで驚いている。
あの島は大昔にあった地殻変動の時代に現在の日本列島から切り離れて孤島化したと皆さん考えておいでだが、実はそうではない。
大陸側つまりロシア側から流れて来て東に移動中のひょっこりひょうたん島だから、いずれ新潟の笹川流れあたりに衝突して山形の鬼面川を遡り、やがては田沢湖にたどり着く手はずになっている。
まあ、その頃にはわが国の消費税は50%になっているので島は帰化を拒んで太平洋側へ抜けて行くのでしょうがね。
それはともかく、新種発見とは素敵なニュースである。
そこで、拙著「Z坂」にて既に紹介している佐渡固有種の巨大カタツムリ 「トビシマ マイマイ」 のことだ。
この舗装路を歩く巨大カタツムリは紫陽花の日陰など要らない矢鱈と活動的なヤツで、閉鎖中の佐渡空港の芝生を占拠して増殖中である。
天敵であるはずのカラスは、トライアスロンや自転車レースの時期になると飛んでくる航空機とのバードストライクで痛い目にあった学習から空港周辺には近付かないので 「トビシマ マイマイ」 の天敵はカエルだけ。
ところが、サドガエルの大きさとトビシマ マイマイの大きさは拮抗していてしかもカタツムリは甲羅を持っている。
自転車のタイヤ程度なら撥ね返す強度を誇るトビシマ マイマイの甲羅とあえて闘ってまで餌を獲る必要のない大自然を背景とした佐渡のサドガエルは、豊富に獲れる小虫を食べてカタツムリには手を出さない。
カエルとマイマイは共存の方向性を確認してこの島に定着したのだ。
これは、タニシとヤマカガシの関係に似ている。
毒蛇の派手な衣装を着ているくせに矢鱈と小心者のヤマカガシはタニシに出会うと逃げる。
タニシのヘタの締め付け力は強靭で、へたにチョッカイを出すと窒息させられることを知っているからだ。
剛腕営業マンの山加賀さんが田西工業の谷氏から電話が入ると青くなるのは前世の記憶がよみがえるからだ。
それはともかく、 「トビシマ マイマイ」 をペットとして売って商売にならないか?
山師の団塊屋商店に提案するものであります。
「飛島 舞舞」はキャベツを与えておけば5年は生きる。
コンビニに売っている「じゃこ」を与えれば寄ってくる「めんこいカエル」とセットで5千円ならクリスマスプレゼント用に大ヒットするよね。
ぼくはすでに捕獲網と、一方にしか開かない入り口のついた木箱に肩掛けストラップを取り付けて準備万端であります。
念のため蛇よけタニシをくくり付ける紐も標準装備であります。
問題があるとすれば、今が真冬だという一点だけなのよね。
探検家のsyn
土曜日、
喧噪の市街地クリテリウムの様子を伝える無線機の音量を最大にしてぼくらが追い払った二頭の月の輪熊が、山続きの日光戦場ヶ原でウップン晴らしの大暴れをしてハイカーが怪我をしたというニュースは月曜になって聞いた。
少し気の毒に思うが古賀志林道の治安を預かるぼくらだって必死だったのだ、怪我の早い治癒を願うばかり。
日曜日、
熱狂 ほかに言いようがない。
静寂の戻った夜は僅かに残っていた酒を持ち寄って暖をとり死んだように眠った。
月曜日、
キャンプをたたんで引き上げるぼくらの頭上で、古賀志峠ヒルトップに掲げられた king of mountain の横断幕が朝日を浴びてキラキラと輝き、北風にハタハタとたなびいていた。
2012Japancupは終わった、輝かしき戦士たちは街のホテルでまだ眠っているだろう。ぼくらズタボロの勝手連は職場へ向かう者、立ち寄り湯に寄ってから家に帰る者、拾ったボトルの数を数える者、自転車を組み立てて坂を下る者、みんな来年も来るつもりだ。
みんな確信している、本当の KOM は おらだぢだっぺや。
日本中のみなさま ジャパンカップサイクルロードレース への熱き応援、ありがとうございました。
report by こり坂のsyn