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「俊水」の掲示板
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おしぐれさんの 懲りないあかしの赤い吹き流し
2017/11/18

滑空場のある河原に着いたのは夜明けから間もないころだった。
芝生に降りた霜が光っているうちならグライダーの胴体着地がよく滑ってくれると思ったからだ。

摩擦抵抗係数×制動に必要な距離÷時間=風の神様の機嫌 というデタラメなのになにやら超高度な計算式を脳裏にちらちらさせるときほどおしぐれさんをうきうきさせることはないのだが、どーせ超弩級プロ用語をこねるなら神岡の光加速器のカミノカムイカンデに渦巻くトンネル効果のはやて風の ・・ くらいのことをサラっと言って欲しいものである。 まあいいけど〜。

まだ誰も来ていない滑空場で西の空にわずかに消え残る金星を惜しみつつ見上げ、仮説ふたつで証明できる無茶理論をひねり出してはひとりニタリするのであった。 

このおかげでおしぐれさん、病気もせずに弥栄さっさの元気さである。
このおかげとは金星遥拝のおかげなのかそれともデデニオンな思考のたま物なのか、Eテレの黒いカラスほどもおしぐれさんは考えたことがない。

シナモン号には車輪がない、腹の下側はツルンとしている。 そーゆー設計なのだ。
上昇加速中の空気抵抗を減らして到達高度と滑空時間を延ばすこと。
さらにツルンのお股で外乱風を軽る〜くいなせば粋に身軽に飛べるという経済効果優先すこ〜しお色気期待の算段なのだ。

そーゆー算段の期待が高まるオレンジ色のツルンの機体を設計したひとはえらい。 ミック ジャガーか忌野清志郎を崇拝するおひと以外にはおるまいよ。

「なるほどそれは解る。 経済を語るにはすけべな了見が必須やゆーことやな。 じゃけんど着陸装置を捨ててまでやることか?」 

「飛んでいる機体をひとは下から見上げてその神々しさに心を打たれ、そして思わず両の手を合わせるものだ。 
だからグライダーは腹側のデザインが秀逸でなければならん。 いうなれば菩薩像の腹を覆う衣のヒダの流れのようになあ」

「そーゆーものけ」

「そーじゃ。 上から見下ろすのはトンビと雲とお日さまだけだ」

「もうひとりいるじゃないか」

「だれじゃい」

「富士山だよー」

「そーだー そのとーりだ 日本一だー べらぼーめー。
日本人は富士山を見るとなぜか手を合わせるな。 それはナショナルなアイデンティティーだから遺伝子検査しなくとも国籍が証明される」

「なんのハナシですか」

「うむ。 万人が見上げる日本一のセクシーなその腹にだぞ、無粋なタイヤなどあってたまるか べらぼーめ」

「べらぼー ですか」

「違うってーのか、すっとこどっこいめー」

「たまげたなやー、江戸っ子やな〜。 むっちゃスパルタンな思想やー。
オメさん、生まれは土佐け? 長州け? それとも会津け?」

「べらぼーめー 江戸っ子やな〜 って いま言うたばかりやないかい」
 
帰って来るときに使うバッテリーのことをトンと考えずに宇宙の彼方をさして飛んで行ったNASAの木星ボイジャー・木犀号。
異国の機ながらあのもののふのいさぎよさを思い起こした江戸っ子おしぐれさん、朝から泣いてしまった。

ここへ来るまでの道中 ゆーみんの 「ひこうき雲」 をCDに入れて運転してきた。 あの曲は飛行前に聴いてはいかんのかも知れない。

そーゆー心情の起伏があったからかなかったからか、それとも第三国のテロかこの後 「ひこーき雲」 クラスのアクシデントがあったのです。 
きょうはそのハナシです。
 
おしぐれさんシリーズは万事うまくゆくハナシばかりではない。 退職後数年のあいだにそれがよーくわかった初老がそれでもスキを見ては暴れようとしている。 
その悲哀が全国の団塊たちの感涙を誘い絶大なご支持をいただいておるんとちゃうけ。 うん それでいいのだ。

夏のうちに繁茂したヨシが枯れヨシになって寒々とした河原にシナモン号を落として垂直尾翼を失った。 (写真1)
水平尾翼のフィルムも一部が裂け骨材のバルサが痛々しく露出しているが幸いにもメインパイプの骨折はなかった。 (写真2)

原因と申しましょうかコトの起こりは北風の方向に降ろしながらゆっくり飛行させ、定石通りの 「向かい風着陸アプローチ」 に移行して行こうとした矢先に起きた。
昇って間がない未使用エネルギー満ち満ちのぎらぎらの眩い太陽光のなかに機影が入ってしまったんです。

で、言い訳がましいんですが飛行中の操縦者は両手がふさがっていて手をかざして陽光を防ぐ動作はできない。 一瞬下を向いたときに下腹に載せていた送信機のスティック操作が乱れちゃったんですね。

だったらスティックから手を離しちゃったほうがよかったんです。 そーすればスティックは自動でニュートラル位置に戻ったんだ。

「そんなん ばかやろー  あとから言うなあー」

んでもって高い処から減速の余裕もないまま不意の不時着を敢行しちゃったというたったソレだけのことなのに、目撃者の多くは墜落というのです。

おしぐれさんのそ〜んな茶飯事はいちいち墜落などと大袈裟に報告してはイカンのです。
やっと入れて貰えたラジコンフライトクラブの会長から墜落インシデント王の尊称 (損傷かも) を与えられ、名誉の滑空場草刈り奉仕を言い渡されてしまいます。
 
ここは慎重に用語を選んで擁護したい。 ねえ そーでございましょう。

おしぐれさんの胴体着陸はなつかしき地球、母なる大地への勇気ある帰還行為でございますから不時着というのが相当なのです。
地表までの最後の1ミリまで必死にコントロールへの努力を続けての不時着は、墜落とは明らかに違う。 断固違う。 それは操縦者が最後に決断した死を賭しての着陸ダイブであった。 だから着陸です。 すこしカッコ悪かっただけです。

対して墜落とはある時点から制御の意思と熱意を放棄し、落ちるがままにして機を見殺した操縦者としてあるまじき非人道的で軽蔑的な人物を指して蔑む場合をそういうのだ。

而しておしぐれさんは断じて墜落者ではない。 単にへたくそなだけなのだ。

河原の芝生の滑空場とその外側のヨシ原との境い目を目測計測器に頼ったおしぐれさんの眼鏡が合っていなかっただけなのだ。
自転車サングラスではダメなのだ。 飛行系にはフライトグラスなのだ。 NASAも使っているレイバンのいいヤツをアマゾンに注文せねばならん。

それと滑空場周辺の風を読みきっておらんかったことも原因や。
おとといは出張した山のゆず畑から狭い空に向って揚げた途端に風に吹かれた。
華麗なソワリングどころかたちまちの乱気流に流されて向かいの山の落葉木に引っかかった。

山では風の音などしておらなくても巻き風の巣がそっっちこっちに出現するらしい。
初めて知ったわね そ〜んなこと。しっかりした携帯風向計か吹き流しをアマゾンに発注せねばならん。

このときは無傷で回収できたのだが幹周り30センチほどのウルシの木を根元から切り倒しての救出劇となった。 
じつはウルシかぶれが心配なんです。 冬でもかぶれの植物系蒙菌は活発なのであろうか? なんだか首とか脇とか股間とかの皮膚の弱いところが赤痒いような。

機体救出に出動し充電式電動のこぎりマンを務めたゆず畑のオーナーはなにも言ってこないけれど、今ごろは全身かぶれで寝込んでおるのかも知れん。
かぶれのひどい処にゆずの絞り汁など塗り込んだれば、めっちゃ面白いやろねえ。

あっ これは、おしぐれさんとてウルシ蒙菌かぶれの可能性はまだまだ大でございましょうに。 ゆめゆめそのようなことは妄想されませぬよう。

昨夜は前例にならって荒井由実の 「ひこうき雲」 を聞きながら 3rdビール で尾翼の供養をしたんです。
そして今朝は早く起きて尾翼の修理をしたんです。

えっ 直るのかって?  

前にも言いましたやろ、おしぐれさんは現代の名工やって。 
こーんな程度の直しは あっちゅー間の上得手なんでございますー。

そやからへーきで機を落とすんですー。
いやー そんなことない。 ないだすー。

まだ内緒やけどな、先のきりもみ事故のカリプソ号なあ。 大変やったけどあらかた直ってますのや。 今は優れた接着剤がありますでなあ。 
でもちょっとセンターのヨジれが残ったままでしてな、ペラが真っ直ぐ向いておりませんのや。
そやから試運転飛行でちゃんと飛ぶまでは内緒にしてますのや。
 
そやないと急いでシナモン号を買ったことを世間からは 「この薄情者の浮気者め」 と責められますやろ。 そのとーりなんやけど。

ともかくもだす。 フライトサングラスと航空用吹き流しをアマゾンに発注したんです。 共にプロ用機材。
フライトグラスは 「プライム会員お急ぎ便」 できょう届きました。

吹き流しのほうは中国から発送されるのだそうで2週間かかるとか。
この吹き流し、口径50センチ・長さ80センチメートルとあるからちょうどよいサイズ。 
オレンジ赤色に蛍光グレーの夜光帯を縫いつけた本格仕様でなんと送料込み435円、プロ機材がこんな価格でだいじょうぶなんかいな。

アマゾンの画像をコピーしてそのまま掲載しては法に触れそうなので、次回に写真を撮ってお見せしましょう。
ちゃんと届いたらのハナシですけど。

問題は吹き流しを立てる棒です。 現地へ行って立てるのですから鯉のぼりの柱では往生します。 
だいいちうちの子は娘ばかりでしたから鯉のぼりの柱はありません。 お雛さまならまだ出したままですけど。

さあ吹き流しの竿、いかがいたそうか。 家宝のへら釣り竹竿ではもったいない、初代俊水名人のばちが当たります。
さればこれから山へ入って竹材を採って来ようと思います。 初代名人も竹を切った山です。 
ついでにウルシかぶれのゆず大将を見舞って参りましょうかねえ。

「ふっふっふ ウルシの痒みには熱燗がええですなあ。 きょうは雪が降るほどに寒いからイノシシのゆず鍋に日本酒がよー効きますやろなあー」

「おしぐれさん、あんたやっぱりソコかいね。 なればわたくしもお供いたしましょうぞ」

「ふっふっふ 団塊屋Nさん おぬしもなかなかのワルですのう」

おしぐれさんの 思わずキレる高齢者
2017/11/17

けさ7時台のNKHニュース。 

「若者よりタチの悪いキレる老人の実態」 ってあんた。 老人はキレないと思っておったんかいな。

認識甘いであんさん。
いまの老人はめっちゃ元気なんや。 それもわるく元気なのね。

酒席で若いもんに意見を言うておる前でスマホなどいじっておったら躊躇せずビール瓶で殴りかかるんやで。
いうたら凶暴なるご老人なのだ。

それは何故か? 
最近70歳代になったひとたちの子供時代にそのヒントがあるんや。

憶えておるかベトナム戦争。 
あんひとたちはそれを見たんや。 

当時の日本はえせ富裕のなりかけ時代だった。
政府は子供たちにえせでない真実の世界を見せなければならないと考えた。 今では信じられないがそーゆー内閣があったのだ。

全国から出来のよい少年少女を少数選抜し、アジア交流団として硝煙けぶるビルマ(現ミャンマー)とカンボジアとベトナムに派遣した。
派遣前に風土病の予防注射とM16ライフルの実弾訓練を実施したのはもちろんのことである。

ひとの教えは武士道やない! デルタの泥を啜ってでも生きて還って殺してやる。 兵士の希望はひとへの憎悪でできている。

そーゆー目をしたひとたちを子供のころに見たんや。

目で見ただけやない。 死にそうなひとを見殺しにしてほんもののアンガーマンになったんや。

おしぐれさんを見てみい、あんひとはいつだってキレっぱなしや。 
だから死なずに生きてこれたんや。 日本人の寿命が延びたから、だからついでにおしぐれさんも長生きや。 ちゅーのとは違うんやで、似とるけど。

70歳で自転車損保から締め出されたときだってそーや。 
損保に意趣返しをしようとしたんや。 むちゃくちゃやろ。

本来そーゆーときの苦情は総務省とか菅官房長官に談判するのがスジやちゅ−ことはようわかってますのや。
わかったうえで損保会社のビルの屋上にラジコングライダーを飛ばそうちゅーんや。

ドローン機やないで、もっとコントロールの危ういグライダー機や。 しかも老眼が進んで機体の動向がよー見えんまま飛ばすんや。 
翼長が3メートルもあるんやで、エアコンの冷却塔に当たらんようコントロールするなんてそーんなワザが出来ると思うか。 ん。

どーじゃ損保め! 恐れ入ったか ばかやろー。
ワシゃのう、オメの会社のラジコン保険に2年契約の現金一括払いで加入したトコじゃ。 文句があっかー べらぼーめーっ。

おしぐれさんの 懲りないフライマン
2017/11/17

四十九日も過ぎないうちにおしぐれさん。 新しいナニをなにやらナニしたそうで、なんと節操のないおひとでありましょう。

でもねえ、わけを聞いたら 「ふ〜ん そーなのかあ」 と思うところもあるのですよ。

来年70歳になるおしぐれさんの許に○○保険会社から通知が届いたのです。

「当社および日本のすべての損保会社では70歳以上の方の自転車保険をお引き受け致しておりません。 
お客さまには長年のご愛顧を感謝しつつ本年度限りのご契約とさせていただきたくご連絡させていただきます」

ふ〜ん いいとこだけ取るのね。 そーゆー申し合わせのギョーカイなのね。 これまでご贔屓にしてたのに70過ぎたら自転車は引退せよと、そ〜ゆーことをへーきでいうのね。
オメらだって70になって、そんでもってビンビン元気だったらどーするんじゃ。

「ふんだ、いーわい。 ふんならオメらの頭上でひこーき機飛ばしちゃるわい」 

オメらが売っているラジコン保険に年齢上限はないはずじゃ。 そーじゃろーが、違うかー。
どーじゃい。 自転車じゃねーぞ、ひこーきじゃ。 めっちゃスパルタンじゃろ。 ざま〜みやがれ、ばかやろー。

そーゆーことでの 「ひこうき雲」 でしたんですねえ。

おしぐれさん 怒りにまかせて とゆーか、気合が萎えないうちに 「後添え」 を迎えました。 
いーじゃないの萎えないんだから、文句あんめや。 ねえ。


新しい機体をご紹介します。

写真1 シナモン号といいます。 とてもコントローラブルだというので購入を決断。
     前のカリプソ号はビギナーには難しい機体だったようです。 
     
     初飛行は柚子もぎの山の斜面。 気合が入っていたから墜落はしませんでした。 
     でもやっぱり着陸は難しく (というより着陸すべき芝生の平地がない)、 向かいの山の落葉木の先端に引っかけて止めました。 
     それもテクのうちでございましょ。

     その木を根元から電動のこぎりで切って機体を救出してくれたのはだれあろうあのNカメラマンでした。 なんと彼はゆず山のオーナーだったのです。

     その木の切断現場写真がないのはカメラマンとして断腸でございますと当のカメラマンが。 でも仕方なかったのです、のこぎりマンがNさんなのだから。
     えっ! おしぐれさんですか? あのご仁は送信機を持ったまま手前の沢の枯葉のプールに落ちて身動きできなかったのです。

     いやーっ アドベンチュアでございますなあ。

写真2 機体内部に補助翼のコントローラーを装着中の作業風景。 
     光で硬化する接着剤を使います。 とってもスパルタンなのでございます。 開口部の上方に主翼が取り付きます。

写真3 長大な主翼は取り外して運び、滑空場で機体に組み立てます。 繊細な部品ですから移動中は車室に転がしておくわけにはいかない。
     そこでココにゴムバンドで仮付けます。

     ココとはルームランプのレンズの平らな部分。 車室内で空いている処ってココしかないでしょう。 
     こんなアイデアはおしぐれさんの平常心の新案特許です。 あのひとは現代の名工ですからなんでも工夫してしまいます。 

     ただし 「諭吉の偽札を1ロットどーだんべ」 とゆーような相談には 「うーむ メールの記録が残ってはなや ・・ どーだんべ」 ということでございました。

おしぐれさんの ひこうき雲
2017/11/09

昨夜のおしぐれさん、荒井由実の 「ひこうき雲」 をユーty−部で見て泣き、聴いて泣き、なんどもリピートしてさんざん泣きました。 

グライダーが墜落死してしまったのです。

正確にいうとおしぐれさんとカメラマンN氏の操縦ミスで墜落させて死させてしまったのです。 
どうも前日の 「行き止まり」 写真が不幸の始まりだったような。 カメラマンN氏は貧乏神なんでしょうかねえ。

N氏が帰ってひとりになったおしぐれさん、3種ビールでさめざめ泣いていると夕食おかずを配達にきた 「ワクミ」 のおばちゃんが心配したか、

「配達終わったればまた来てみるけ。 あだしー 後家だから仕事の後はヒマなんよー。 いっしょに泣いてやっぺーかや? あだしー ビールは2種でも3種でもいいけんど、ほんとはやっぱしのビールが好きだなゃー」     

「来んでええわい」


写真 1 就航前、試運転検査合格時の勇姿。 手前の影はカメラを構えるえせ検査員のN氏。

写真 2 トランスポート時の収納状態。 お気づきでしょうか、よく見ると機体に傷をつけない工夫が随所に。 素晴らしい。 

     箱内に送信機やバッテリーの他お弁当やお茶や缶ビールなどを入れ、トラロープのストラップで運びます。

     ここまでは良かったのです。

     将来的にはビールサーバーも運べるようゴムタイヤを装着する予定でしたのに。 まったく もう。

写真 3 重大インシデント事故調査と死因検分中の写真。 

     直接の死因は頚椎主幹破断創とのこと、苦しむことはなかったそうです。 それにしても敷き物のチェックな柄がなんともはやハイキング
     です。 合掌。 

     泥を洗ってきれいに並べたおしぐれさんとN氏、あふれる涙を隠そうともせず 「ひこうき雲」 を絶唱しましたのです。 嗚呼。

おしぐれさんの 行き止まり
2017/11/06

おしぐれさん今回は妙に無口です。

写真のみ。

いやー なにやら行く末を暗示しておりますなあ。

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